縁-enishi-
SC-E1BHS
打面:フィンランドバーチ合板(エンボス加工)
響線:弦タイプ(6弦)、スナッピー
背面:シナ合板
横板:国産檜材
内部:背面二重構造、国産檜0.7mm共鳴板
加工:ラウンド加工&R加工
塗装:シェラック(打面)、ウレタン(サイド)
サイズ:約 H450 x W300 x D310
商品説明
重厚かつ圧倒的低音と豊かな箱鳴り。
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デモサウンド
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6弦+スナッピータイプの複合カホン。
縁-enishi-モデルの大きな特徴は、打面上部にある0.7mmの共振板と打面を共振させる事でスナッピーを反応させます。
◆内部に07mmの薄い桧の共鳴板を内蔵
◆スナッピーのテンションを調整可能
◆スナッピーを取り外す事で弦のみのタイプのカホンへ変化
◆好みのスナッピーに交換が可能
◆打面ラウンド加工による低音の空気量の増幅
世界初、好みのスナッピーへ交換できるカホンです。
4つのサウンドメイクシステムである「弦のテンション、スナッピーのテンション、ブリッジミュート、共鳴量調節口」を駆使する事で1台で様々なサウンドメイキングが可能です。
さらに、スナッピーや共振板や弦は取り外す事ができるので、弦のみのカホンとしても使用できます。
共鳴板とはその名の通り、打面に共鳴し振動させる目的で設置しています。
裏にはスナッピーが設置されており、打面を叩くと共鳴板を通して間接的にスナッピーが反応します。
この仕組みにより、従来のスナッピーや弦の仕組みでは得る事ができなかった立体的なバズサウンドが得られます。
叩いた瞬間は弦が反応し、わずかに遅れてスナッピーが反応します。そうする事でアンサンブルで埋もれない馴染みの良いサウンドが得られます。
バンド編成やアンサンブルでは、多少スナッピーがうるさく感じるくらいの方がでは良い結果を生む事が多いですが、シンプルな編成の場合はスナッピーの響を控えめにすると良いでしょう。
◆共鳴量調節口遮音板にある隙間を調整する事で、背面の共鳴をコントロールできます。
◆ボディR加工により弦の密着性が向上
◆内部の反射板による定在波の抑制
◆背面二重構造による倍音豊かな箱鳴り感
◆国産檜ボディによる暖かな中音域
<弦と打面について>
弦の当たりを完全なものにする事は、弦タイプのカホンを製作するメーカーにとって難しい問題でした。マジックテープを使って張り付けてしまう解決策は簡単ですが、弦の響きを殺してしまうと考えた我々は以下のシステムを開発し取り入れました。
・ブリッジミュートシステム(下部の弦当たり調整)
・アジャストメントシステム
・打面のR加工
・上部ラウンド加工
さらに、上部のヒットエリアにのみラウンド加工を施しタッチした時のサウンドスピードとレスポンス、空気量をコントロールしています。この際、弦の高さの調整は0.1mm以下の単位で職人の手により行われています。
※刻印デザインのサイズ・配置等、また材質は予告なく変更になる場合がございますがご了承ください。
これにより、ユーザーは弦のテンション・下部の弦のあたり具合・響線のタイトさを自由に組み合わせ、バリエーション豊かなサウンドが作れる様になります。
◆半年以上寝かせた打面
打面は5PLYのフィンランドバーチに、シェラックニスを適量染み込ませ半年以上寝かせます。その打面を使用する事によって忍カホンの良質なサウンドを生み出す事に一役買ってくれていると考えています。
◆塗装について
打面と背面には、クラシックギターやバイオリンなどに使用されるシェラックニス塗装にこだわり、※エンボス加工以外でのウレタン塗装をしていません。
(※表面をザラザラに塗装する事によりブラシ奏法などを可能にする加工の事)